Apple watchを活用してできるだけiPhoneとの距離を置く

Apple watchを活用してできるだけiPhoneとの距離を置く

少し前になりますが、特に用もないのにiPhoneを開き、「何しよう?」と考えている自分がいることに気づきました。
本来、道具というのは何かの目的を達成するために使うべきであるにも関わらず、道具を手にして何に使おうかと考えるという恐ろしい状態にあったのです。

今回は大好きなiPhoneと距離を置くため、Apple watchを導入した経緯をお話ししていきます。

あなたも、たぶんスマホ依存

「電話がかかってきた」「メッセージを送ろう」「YouTubeが見たい」など、スマホを開くタイミングは複数あると思いますが、特に用がないのにスマホを開いた経験ありませんか?

指紋認証やface IDを使ってロックを解除したが、特にすることもなく、そのまま画面を閉じたり、開いてからアプリのアイコンを眺めて、することを決めたり。。。
これって、道具本来の使い方と違っていると思います。

何か目的があり、それを達成するために使うべきものを、特に用がないのに手にしてから使い道を考える。
木の枝を拾った猿のようだなと私は自分自身の行動を振り返ります。

また、何か行動を起こす際に、お供にする動画を探しているうちに、そのまま行動に移せなくなってしまうというやばい経験もあります。

これらの行動は無意識にやってしまう行動ですが、客観的に見ると完全にスマホに支配されている“スマホ依存”の症状です。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなど、IT業界の巨匠たちですら、自分の子どもが幼いうちにデバイスを与えることをためらっていたといいます。

スマートフォンには人を喜ばせる機能がいっぱい

スマートフォンは、素晴らしいという宣伝文句のようですが、ここでは逆の意味で使っています。

天才たちはiPhoneをはじめとするスマートフォンをこの世に生み出し、さらに他の天才たちがそのスマートフォンを進化させ続けています。
この発明と進化は私たちの生活が便利になる一方で、その素敵さゆえに夢中にして放しません。

人は繋がりを求める生き物であることをうまく利用していて、電話の着信やメッセージアプリの着信音には寝ていても飛び上がるように反応します。

投稿したSNSへのいいね!通知には、えさを目の前にした犬並みにしっぽを振って喜びます。

それらの仕組みを作って、「喜び」の感情を利用者同士が与え合うという素敵な仕組みがスマートフォンにはたくさん備わっているのです。

デバイスを作る天才も、アプリを作る天才も、できるだけ長い時間そのサービスを使ってもらえるように作っているのです。当然そこにはいろいろな工夫をしてきますよね。

もちろん私たち一般人は、天才の罠に太刀打ちできるわけもなく、ダラダラとスマホを使い続けてしまうというわけです。

Apple watchで大きな罠を解除していく

私の場合、いきなりApple watchを導入したわけではありません。

Apple watchを導入するまでの流れを簡単に見ていきましょう。

1、スマートフォンの通知をOFFにする。

筆者筆者

通知さえ来なければ、スマホを触る機会は減るはずだ。。。

まずは、通知を全OFFにしてみました。
しかし、逆に見ていない間に大切な連絡は来ていないだろうか。。。
と気になってしまう結果に。

この段階では、まだ依存状態が強いのでSNSの反応等も気になってしまって度々開こうとしていました。

2、連絡ツールだけONに戻す。

筆者筆者

重要な連絡が来ていたらどうしよう。。。
連絡ツールだけ通知をONにしよう!

重要な連絡の有無が気になり、結局スマホを開いてしまい、そのまま気付くとダラダラ使い続けてしまうことが多かったため、重要な連絡ツールだけ通知をONに戻してみました。

私の場合、仕事の連絡・家族からの連絡という部分を考えて

  • 電話
  • LINE
  • Messenger
  • Teams
  • Chatwork

すると、ここで重要なことに気づきます。
連絡ツールにくる通知のうち、実際に開いてみると今じゃなくていいという内容がほとんどであるということ。

その今じゃなくてもいいメッセージを開くことで、毎回惰性でスマホをいじってしまうリスクを背負うのはいかがなものかと!

3、通知の取捨選択を手首でする

そこで私は、Apple watchを導入し、連絡ツールの通知のみONにした状態にして運用することにしました。

連絡ツールの通知だけをを手首で受け取り、今対応しなくてはならないもののときだけ、iPhoneを開くことにしたのです。

結論:快適。

iPhoneに依存していると危機感を覚えて、Apple watchを導入し約1年使ってみた感想です。

やったことをまとめると、

  • iPhoneの通知を連絡ツールのみに絞った
  • Apple watchを導入し、通知をApple watchだけで受け取るようにした

この2点です。

このおかげで、無駄にiPhoneを操作する時間は格段に減りました。
当然、必要な時は普通に使いますが、冒頭に書いたような自分が意図しない使い方はなくなりました。

そして、副産物的に今回の試みで分かったことは、

  • 即レスが必要な連絡はほとんどない
  • SNS等の通知もずっとOFFのままで問題ない

というところです。

みなさんも、iPhoneの依存に気付いている方、試してみてください。

具体的なApple watchのおすすめの使い方や設定等は、また別記事に書いていきたいと思います。