文章の作成といえば、『word』。
表計算といえば、『Excel』。
といったように事務作業する上で当たり前のように現場で使われている事務系のソフトは、Microsoft社が提供しているソフトがスタンダードです。
Apple製品を愛用している人にとっては、『pages』や『Keynote』を使用しているという人もいるかもしれませんが、やはり世の中のスタンダードはMicrosoft社のソフトが主流であることは揺るがないでしょう。(悔しいが)
Apple大好きな私個人としては、Apple純正ソフトを使いこなしたい気持ちはあるが、データとやり取りが必須な現在の状況では、大多数が使用しているソフトを使ってデータを作成する必要があることを理解しています。
自分勝手にApple純正ソフトを使用してデータを作成しても、相手の環境で開くことができなければ本末転倒である。 また同様に、自分がMicrosoft社のソフトを使用する環境がなければ、相手が作ったデータを開くことができない。 最近では開くことはできるようになったが、表示が崩れてしまったりするなど、意図しない挙動をする場合があるため、推奨されない。
それと同じように、デザイン・クリエイティブの現場でのスタンダードといえば、この『Adobe社(Adobeシステムズ)』のソフト。今回は、誰もが一度は耳にしたことあるであろう「Photoshop」や「illustrator」といったソフトを提供している『Adobe』について見ていこうと思います。
Adobe Creative Cloudとは
クリエイティブ系のソフトの代表格『Adobe』ですが、ひと昔前は買い切りのソフト販売がメインで、金額もだいぶ高額だった記憶があります。私が大学生の頃は学内にそれらのソフトがインストールされたPCが設置されていて、課題の制作の際に学校に籠って制作をしていたのも今ではいい思い出です。
しかし、そのCreative Cloud(通称CC)というプランができてから、格段に使いやすくなりました。
Creative Cloudとは?
Adobe社が開発している、動画や画像編集、Webデザインなどのアプリケーションソフトウェアをサブスクリプション(定期課金)方式で利用できるプラン。
2012年に始まったCreative Cloudの登場によって、ユーザーは従来の買い切りの高価なシリーズを、月額課金制(サブスクリプション形式)にて導入することができるようになり、気軽に利用することができるようになりました。
Creative Cloudのもう一つの大きな特徴として、必要なソフトだけを個別に契約することができる「単体プラン」や写真編集に特化した「フォトプラン」、全てのソフトが利用可能な「コンプリートプラン」といったように、使用する人に合わせたソフトを選んで契約できます。
Adobe の価格設定
ここで紹介する価格設定は、本記事執筆時にAdobe公式サイト内での表示価格になります。
【コンプリートプラン】 6,248円 / 月(税込)
PhotoshopやIllustratorといった定番アプリをはじめ、フォントなどのサービス、クラウドならではの機能が統合された初心者からプロまで、あらゆるクリエイティブ分野で活躍するクリエイターのためのプランです。
個人的には、この後紹介するフォトプランを検討している人、もしくは単体プランを1つだけ検討している以外はこれをおすすめします!
【フォトプラン】 1,078円 / 月(税込)
私も最初に契約していたプランで、画像編集の定番『Photoshop』と写真の整理・編集を行うことができる『Lightroom』の2種類がセットになった激安プランです。
クラウドストレージの容量が少なかったり、Adobeのソフトを使ったことがない方、これから画像編集に挑戦してみたい方はまずこのプランから始めてみることをおすすめします。
【単体プラン】 1,000~3,000円 / 月(税込)
このソフトが使いたい!という特定のソフトがある方にとって、単体で契約をすることができるので非常にありがたいプランです。
「単体プラン」としてサイトから契約できるものは、14種類。
有名なソフトでいくつか例を挙げると、イラストやベクターグラフィックが作成できる『illustrator』が2,728円 / 月(税込)。PDFの作成や閲覧、編集ができる『Acrobat Pro』が1,738円 / 月(税込)。モバイルから4Kまであらゆるスクリーンに向けた動画コンテンツを制作できる『Premire Pro』が2,728円 / 月(税込)となっています。
ソフトによって金額は多少異なりますが、2つもしくは3つほど単体で使用したいものがあれば、迷わず【コンプリートプラン】を契約することをおススメします!
単純に合計金額で考えてもそのほうがお得なことは間違いありませんが、【コンプリートプラン】を契約することで、Adobeソフトを全て使用するようになるため、各ソフト間をシームレスに連携することができます。
学生プラン・法人向けプランは破格
上記の金額は、あくまで個人用の金額になります。
Adobeのすごいところは、学生・教職員向けならば、【コンプリートプラン】を2,178円 / 月(税込)で利用できちゃうところ。割引率で言うと、65%OFFですからね。きっと、今の学生のPCにはAdobeのソフトが入ってるのが当たり前なんでしょうね。
Adobeのソフトは、僕たちクリエイターが特別に使いこなすソフトではなく、みんなが当たり前に使うソフトになっていくことでしょう。
この他にも法人向けプランも用意されていて、1ライセンス4,158円 / 月(税込)で契約可能です。
結論 自分に合うプランを契約してみるべき
Creative Cloudのサブスク型の料金体系は、お試しにも絶大な威力を発揮します。
従来の買い切り型の料金体系では、高額な利用料金を支払い使用してイメージと違った場合、そのソフトは無駄になってしまいます。しかし、Creative Cloudはサブスク型のためお試しで1か月間使って”みる”ことができます。
実際に、使ってみてどんな機能があるのか、何ができて何ができないのかを1か月分の料金で試してみてはいかがでしょうか。